『愛なんていらねえよ、夏』は渡部篤郎が主演ドラマ
食わず嫌いせずに見てみて
『愛なんていらねえよ、夏』は、少女とホストの物語で、当時のTBSの「高校教師」「聖者の行進」のようなドラマを髣髴とさせる作品です。
少女とホストの物語ということですが、少女マンガのようなゆるーい展開ではなくて一貫してシリアス路線です。
愛なんていらねえよ、夏
お笑い要素なし!堤幸彦の本気
『愛なんていらねえよ、夏』は、あの「ケイゾク」や「TRICK」で有名な堤幸彦氏、「高校教師」「聖者の行進」の松原浩氏、堤氏とともに「SPEC」を製作した今井夏木とこの3人が演出を務め、チーフが堤氏、主演は渡部篤郎と広末涼子です。
これだけを見るとどんな作品になるのかはわかりませんが、とりあえず人気者の渡部篤郎と広末涼子が出ているのだし、「愛なんて~」というタイトルから想像してラブコメだろうと見てみたらビックリ。
裏切られました。いい意味で。
少女とホストの物語ということですが、少女マンガのようなゆるーい展開ではなくて一貫してシリアス路線。
堤作品には珍しくお笑い要素がありません。
当時のTBSの「高校教師」「聖者の行進」のようなドラマを髣髴とさせる作品。
隠れた傑作だと自分では思うのですが、放送当時は視聴率が悪く知名度も無かった。
TBSの金10枠は地味でもいい作品が多かったのですが。
こんなところにあの作品のあのシーンが
『愛なんていらねえよ、夏』は渡部氏演じるホストのレイジが魅力的すぎます。
売れっ子ホストなのに小娘(広末氏演じる亜子のこと)一人も手玉に取れず(売れっ子ホストなのに!?)、ブンブン振り回される姿は男の優しさと悲しさが入り混じっていてとても魅力的に映ります。
愛なんて・・・、と言いながら亜子に惹かれるホストのレイジ。
そのレイジに憧れるホスト奈留に藤原竜也。
借金取りの森本レオ。
亜子の財産を狙う咲子(坂口良子)と濃厚な出演陣。ハードな展開と最近のライトなノリのドラマはイヤだという人にお勧めです。
個人的に注目なのは・・・海辺でレイジと亜子がたたずむシーン。
このシーンは堤監督の後のシリーズ「SPEC」で似たシーンがあります。
あと、最終話で出てくるインド料理店?のシーンの謎の老人軍団は「TRICK」を思い出させます。
こういう変わった視点で見るのも面白いですよ。
「愛なんていらねえよ、夏」おすすめです。
ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』のエピソード一覧
エピソード | タイトル |
第1話 | 「盲目の令嬢 -money, money, money-」 |
第2話 | 「7億3000万の殺意 -kill me, with love-」 |
第3話 | 「愛を拾いし夜 -I believe you-」 |
第4話 | 「最高のプレゼント -Happy Birthday-」 |
第5話 | 「優しすぎる嘘 -only truth! I want-」 |
第6話 | 「最後の夏休み -memory of a firefly-」 |
第7話 | 「おまえを絶対守る!! -Weddingdress for death-」 |
第8話 | 「最後の晩餐 -Farewell to illusions of happiness-」 |
第9話 | 「想い出の一夜 -I want to die in your arms-」 |
第10話 | 「光の差す方へ -Autumn has come-」 |
ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』のキャスト
渡部篤郎、広末涼子、藤原竜也、鈴木一真、ゴルゴ松本、半海一晃
愛なんていらねえよ、夏
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