Hulu、Amazonプライムビデオ、Netflix、U-NEXT、dTVは、映画やドラマなどの動画がダウンロードできます。ダウンロード本数やデバイスなど、各社のダウンロード機能を比較してみました。
Hulu、Amazonプライムビデオ、Netflix、U-NEXT、dTVダウンロード機能比較
ダウンロード機能について
動画配信サービスの映画やドラマなどの作品を見る方法は、ストリーミング方式とダウンロード方式の２種類の視聴方法があります。
この2通りの難しい仕組みを覚えておかなくても、動画をダウンロードするメリットとダウンロード方法だけを覚えておけば、様々な場面で映画やドラマを楽しむことができます。
ストリーミング
動画などのコンテンツを転送しながら同時に再生を行うのをストリーミング（方式）といいます。つまりインターネットに接続した状態で視聴する方法です。
正確にはダウンロードしながら再生を行うので、ストリーミングもダウンロード方式の一種です。
ストリーミング視聴のメリット
- ダウンロードする必要がなく、すぐに視聴できる。
- 端末の空き容量が不要
ストリーミング視聴のデメリット
- インターネット回線が必要
- 回線環境に依存するので回線が遅いと快適に映像が再生できない。
ダウンロード
動画などのコンテンツを一旦ダウンロードした後、ダウンロードされた動画を再生して視聴する方法です。インターネットに接続しなくても視聴できます。
しかしダウンロード方式であっても、再生開始時に会員の確認処理などでインターネットへ一時的に接続する必要があるサービスがあります。
ダウンロード視聴のメリット
- 回線が無くても動画が視聴できる。
- 通信料金がかからない。
- 回線環境に依存しないので映像が安定している。
ダウンロード視聴のデメリット
- 見たい作品をあらかじめダウンロードしておく必要がある。
- 端末にダウンロードするための容量が必要。
Hulu、Amazonプライムビデオ、Netflix、U-NEXT、dTVなどの動画配信サービスでは、作品によって又は購入、レンタル、見放題によっても、ストリーミング方式やダウンロード方式で視聴することができます。
ダウンロード視聴ができる動画配信サービス
動画配信サービスによって、ダウンロードできる作品本数や、ダウンロードできるデバイス、端末台数が違います。
作品のダウンロードができる主要な動画配信サービス別に表にまとめてみました。
| 動画配信サービス | DLデバイス | ダウンロード台数 | ダウンロード本数 |
| iOS、Android | 2 | 25 | |
| Netflix | iOS、Android、Windows 10 | 2 （スタンダードプラン） | 100 |
| Amazonプライムビデオ |
iOS、Android、Fireタブレット | 登録デバイス | 25 |
| U-NEXT |
iOS、Android | 1台/アカウント | 制限無し |
dTV |
iOS、Android | 登録デバイス | 制限無し |
参考 Huluがダウンロード機能に対応 iPhone、androidに保存・再生可能に
ダウンロードデバイス
ダウンロードできるデバイスは、ほとんどがiOS、Androidのスマートフォンとタブレットです。
Amazonプライムビデオは、AmazonのFireタブレットへダウンロードできます。
Netflixは、Windows10のパソコンへのダウンロードが可能です。
Windows10のノートパソコンを持ってよく出張とかする人なら、出張先のホテルでもノートパソコンでNetflix作品が楽しめるので便利ですね。
やはり映画やドラマなどの映像は、より大きな画面で観る方が見やすい上に迫力があっていいですね。
ダウンロード台数
動画配信サービスのほとんどがマルチデバイス対応です。外出時にはスマートフォンやタブレットで、家にいる時はテレビやパソコンで作品をみたりしている人も多いと思います。
外出時に持ち出しできるデバイスに作品をダウンロードする場合、AmazonプライムビデオとdTVは登録している台数分のダウンロードが可能です。
Amazonプライムビデオは登録している台数分ダウンロードが可能ですが全部で25本しかダウンロードできません。
dTVは視聴デバイスが5台までなので、実質5台分のダウンロードが可能です。
複数台ダウンロードできれば、家族や友達と別々の端末で好きな動画が見れるので便利ですね。
ダウンロード本数
Hulu、Amazonプライムビデオは25本までと他の動画配信サービスと比べて少くなめですが、海外ドラマなら1シーズンくらいはダウンロードできます。
U-NEXTとdTVは、ダウンロード本数の制限が無いですが、ダウンロードする端末の空き容量の範囲でしかダウンロードできません。
また、U-NEXTとdTVはダウンロード先の指定ができないので、大容量のSDカードにダウンロードしておきたいと思ってもできません。
ダウンロードすると内部ストレージやSDカードの容量使うので、なんでもかんでもダウンロードするのではなく、必要な作品だけを最適な画質でダウンロードしましょう。
ダウンロードする画質によって動画の大きさが違います。スマートフォンで見る場合は、最高画質でなくても問題なく視聴できます。できれば容量を使わなくてもすむ画質を選択しておきましょう。
ダウンロード先
動画のダウンロード先が指定できると便利です。
例えば、本体の内部ストレージの空き容量が少ないスマートフォンへダウンロードする場合、ダウンロード先をSDカードに変更できればダウンロードできることもあります。
動画をたくさんダウンロードして視聴することが多い人は、大容量のMicro SDカードを入れたデバイスでたくさんの作品を楽しむことができます。
Amazonプライムビデオ、dTV、Netflixは、ダウンロードした作品の保存先を内部ストレージかSDカードかを設定できます。
iPhoneの場合はSDカードが利用できないのでダウンロードした作品は内部ストレージのみに保存されます。
参考 AmazonプライムビデオのSDカードへのダウンロードと視聴の方法
ダウンロードの画質
各社ともダウンロードする動画の画質の設定が可能です。
例えばHuluの場合、「最高画質」「高画質」「標準画質」の3種類から選べます。
ダウンロード設定画面でそれぞれの画質ごとにダウンロードしたときの目安容量が表示されています。ダウンロードする作品や端末の空き容量などを考えて設定しましょう。
例えば、有機ELディスプレイできれいな映像が特徴の作品なら「最高画質」でもいいでしょう。
しかしHDディスプレイの端末で見ることが多い人や、WiFiの速度もあまり早くない環境でダウンロードすることが多い場合は、「標準画質」がいいかも知れません。
ダウンロードの画質の設定は、端末の空き容量、端末のデイスプレイ、WiFi環境などを考慮して設定しましょう。
ダウンロードした動画の再生
ダウンロードした動画には「視聴期限」があります。
例えばHuluの場合、ダウンロードしてから30日間が視聴期限です。また、1度でも再生すると48時間で視聴期限をむかえます。
しかし、視聴期間を過ぎた場合、その作品が配信されていれば再度ダウンロードするなどの処理をすれば見れるようになります。
48時間たった場合でも再度ネットに接続すると視聴期限が更新され、視聴できるようになります。
見る予定のない作品をダウンロードしたままにしておくと視聴期間が過ぎて見れないこともあるので注意が必要です。
また再生開始時に会員状態などの確認のために通信が発生する場合があります。
例えばdTVの場合、ダウンロードした動画を視聴する場合、再生開始時に会員状態の確認を行うための通信が発生します。
つまりダウンロードした動画であってもインターネット回線やWiFiが無いと再生できないことになります。
再生が開始されると回線を使わないので回線料金ががかさむことがありませんが、再生開始時にはインターネットにつながる環境が必要なので注意が必要です。
AmazonプライムビデオやNetflixは、ダウンロードした動画を視聴する場合、まったく通信が発生しないので、インターネット回線やWiFiが無いところや海外でも視聴できます。
ダウンロード機能まとめ
動画配信サービスのダウンロード視聴機能はとても便利な機能です。
インターネット回線やWiFiがない所でもダウンロード視聴機能があれば、いつでもどこでも映画やドラマを楽しむことができます。
回線を使って長時間動画を見ると通信料金もかかってしまいますが、ダウンロードされた作品を見るなら通信料金の節約にもなります。
またネット回線やWiFiが不安定な環境で動画配信サービスの動画を観ていると、映像が遅延したり止まったりして快適に観ることができませんが、ダウンロードした動画なら映像も安定しています。
自分は、海外旅行で乗り換えの待ち時間が多い時の時間つぶしや、出張時の移動中などの空き時間も、ダウンロードした映画やドラマが楽しんでいます。
参考 Amazonプライムビデオを海外で視聴する3つの方法
このようにダウンロード視聴ができればいろいろと便利ですので、ぜひ活用してみてください。